こんにちは、鍼灸師の吉村です。
肩こりや腰痛の治療が目的で来院された患者様から「じつはなかなか子供を授からなくて…」というお話をお伺いすることがあります。
当院は不妊治療専門の治療院ではないのですが、妊娠出産にあたり、『骨盤』や『腸腰筋』の存在や影響って、やっぱりとても大きいなと実感したのでブログでお伝えしますね(*^^*)
ブログで文字だけの説明はわかりにくいと思いますが…すいません(>_<)
腸腰筋は身体の内側にあり、背骨や骨盤を支える働きをするインナーマッスル。
インナーマッスルである腸腰筋は、ほぼ赤筋線維でできており、ミトコンドリアと言う細胞が多く含まれています。
不妊治療がほぼ確立した現在、次の課題は『抗老化』。
「活性酸素」、「酸化ストレス」、「ミトコンドリア」がよく話題のぼっております。
今、妊娠しやすい身体づくりで注目されているのが、ミトコンドリアを活性化させること。
ミトコンドリアのサプリとかもありますねー。
ミトコンドリアはほぼすべての細胞に存在しており、細胞の活動エネルギー（ATP）を作り出す働きがあります。
受精→着床→妊娠→出産するためには男女問わずして、このミトコンドリアが生み出すエネルギー（ATP）が欠かせません。そのため、細胞の働きはミトコンドリアの量や質によって変わってきます。
ミトコンドリアの数は加齢とともに減少すると言われていて、数が少なくなったり質が低下するとエネルギーが減り、細胞の老化を早めることになります。
女性の体内にある卵子も細胞なので、 エネルギー（ATP)不足が続いてしまうと、卵子そのものの老化を引き起こし、質を低下させる原因にもなります。
このように考えていくと、腸腰筋のトレーニングをして、ミトコンドリアの量をふやし活性化を高めることは、｢卵子の質｣や｢精子の質｣の向上に結びつき、自然妊娠はもちろんですが、高度生殖医療においての妊娠力アップにもつながっていきます。
通院されている患者様から、おめでたの報告をうけると嬉しいですね(*^^*)
今妊活中の方だけじゃなく、『まだ先のことだけど妊娠・出産しやすくする身体にしておくにはどうしたらいいんだろ』、とか『将来的に赤ちゃんがほしい』と思っている方は、どうか焦らず、今の自分の身体や骨盤の状態を把握し、女性である自分の体を尊重して労ってあげてくださいね。
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