「代償動作」って聞いたことはありますか?英語にするとトリックモーション。
ある動作を別の動作でカバーすることをいいます。
適切ではない筋肉を使ってそれっぽく動かしてしまうことですね。
スポーツをしていない一般の方にとっても、もちろん重要なのですが、アスリートの皆様は絶対に知っておいていただきたいものです(^O^)/
例えば…
「太ももをあげる」という動作。
ももを高く上げたいけど・・・ 股関節がつまって上がらないから、他の部分がカバーをして太ももを高くあげる。これが代償動作(トリックモーション)です。
イラストでは、右と左の人の膝の高さは同じですが、右側の人は骨盤を後傾させ腰を丸めて無理矢理、太ももを上げています。
【太ももをあげる】という目的を達成するために、違う所がカバーしてるんですね。
でもそれが原因で腰痛になっている人もいます。
もしこの状態でジョギングなどをしていたら・・・(;´Д`)
人間って、どこかに問題があっても違う所が助けてくれるので、少しくらいトラブルがあっても日常生活やスポーツ動作を行う事が出来るんです。
『じゃあ、別に良いじゃん!』と思うかもしれませんが…。
でもよく考えてみてください!
代わりに頑張っているところは、本来しなくていい仕事をしているということ。
しかも、放っておいたらずっとその仕事をやらされる。
そうなると、そこの負担はとても大きくなりますよね。
ってことは、負担が大きくなって本来の仕事にも支障がでてきたり、更に他の所にしわ寄せがいく…。
こりゃマズいですよね(; ・`д・´)。
ここでは分かりやすいように【太ももをあげる】という場合の代償動作を書きましたが、体では様々な所で代償動作がでまくっています。
骨盤を支える筋肉が機能していないと腰が張ってきたり色々かたくなったり。
お尻の筋肉が機能していないと太ももの裏が頑張りすぎて肉離れの原因になったり。
本当にめちゃくちゃ色んなパターンがあります。
代償動作をそのまま放っておいたら
違和感や痛み・しびれなどの不調を引き起こします。
間違いなくケガ・故障につながり、パフォーマンスにも悪影響!
あなたのその動き、使いたい筋肉を使って本当に適切な動きが出来ているでしょうか?「代償動作」でごまかしながらの動きはされていないですか?
筋肉の動きはもちろんのこと、骨盤の歪みや関節・脊柱の動き、そして代償動作(トリックモーション)を分析することで新たな発見がありますよ(*^_^*)
代償運動(トリックモーション)が出にくい身体づくりをしたい方は、整体院 幸 sachiにご相談ください。